アフォード コラム

現役コンサルタントが考えたこと、お客様の役に立ちそうなこと、熱い思い、メモ等々を、徒然と、不定期に綴っていきます。

業種・業態の特徴

業種・業態シリーズ(建売業者の仕訳実務4)

8)諸経費の取り扱い
分譲住宅やマンションの契約では、契約書の印紙代や登記手続きのための費用や固定資産税などの諸経費が必要です。この経費は利益を乗せて売り上げるわけにはいきませんから、立替金となります。
また、経費には、お客様が契約してから発生するものと、契約に関わらず事前に発生するものがあります。契約前に発生する経費は、一旦立替金(立替先は未定)として支払っておき、購入者への引き渡し時に精算します。一般的には、お客様から販売価額の数%を諸経費分として預かり、これを預り金として管理します。
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業種・業態シリーズ(建売業者の仕訳実務3)

業種業態シリーズ

6)業者への支払い(その2)
業者への支払いでも工事を”丸投げ”する場合、
たとえば、分譲マンションを建設する場合、お近くの工務店に発注してもマンションは建てられません。やはり、ゼネコンと呼ばれる工務店よりも大きな総合建設業者に発注することになると思います。
この場合、工事委託・受託契約で下記のような取り決めをしたとします。
工期:〇〇ヶ月 総額:3億円
支払い条件:1ヶ月目着手金 6千万円
        3か月目中間金 1億2千万円
        完工時       残額(+消費税)

1か月目 未成工事支出金/工事未払金 ⇒ 工事未払金/当座預金
3か月目 未成工事支出金/工事未払金 ⇒ 工事未払金/当座預金
完工時  未成工事支出金/工事未払金 ⇒ 工事未払金/当座預金

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